癌を癒しながら暮らす。時代は「働き続けることができる環境作り」へ
すっかり涼しくなりましたね。このまま穏やかな秋を迎えたい(来るな台風25号)そんな朝、夫婦揃ってテレビ画面の前でまたまた正座してしまいました。
NHKのニュースで「がんになっても、働き続けられる取り組みを進める企業を表彰するイベント」について報道されていました。
がんアライ部・がんと就労問題に取り組む民間プロジェクト
このイベントを主催されたのが、「がんアライ部」という団体さんです。
お恥ずかしいことに「がんアライ部」について、今朝のニュース報道で見るまでまったく知りませんでした。
がんアライ部とは、癌、Ally(支援)、Alive(生きて)の造語なのだそうです。
素敵な名前ですね!
テレビで放送されたニュース内では受賞された企業で実際に行われているの癌を患う社員の方への支援内容も紹介されました。
その支援内容のうちで私が気になったのが、各職員が自分が保有している有給休暇を、治療のために使って貰えるよう寄付するシステムでした。
自分の有給休暇では、通院等で時間が足りない方へ有給休暇のシェアができるんです。
このシステムは全ての社員の方々が関心を持ってサポートに参加されている事例だと感じられて、大変暖かな気持ちになりました。
その他にも体調によって在宅勤務を選んだり、勤務時間を変更するなど、癌治療を受けながらも「あたりまえ」に仕事を続けられる取り組に大変勇気付けられる思いがしました。
病と共存している人とその家族が本当にうれしい支援
私の仕事形態はパート待遇ですが、職場からのご理解を頂いています。
今回受賞された企業のような直接的な支援はなくても、理解されているということだけで嬉しいのです。
早退を願い出た時に「なにか代わりにやっておこうか?」など声をかけてもらっただけで、気持ちを強く持てました。ほんとに、それだけでもありがたいです。
支援を「大きな働き」と捉えずに、全ての方がほんの少しだけでも病へのご理解を深めて頂けるのなら、それだけでも支援になります。きっと誰かの気持を支えます。
癌アライ部サイトではフェイスブックで「イイね」をクリック頂くだけで支援になると記載されています。是非ともご支援ください。
私達夫婦はまだご支援を受ける側でいるのですが、いずれは私達も自分達のささやかな経験を生かして、必要としてる方へ支援を届けることができるようになれたらと願っています。