AIは本当に人を幸せにできるのか?その答えは人間だけが決められる
今年の天気はメチャクチャですね。暑い、そして降る。その2パターン。
ゲリラ豪雨や大規模台風が多すぎます。ますます天気予報から目が離せません。
そんな風に天気が気になりまくる今日この頃、台風24号級の衝撃を受けちゃいました。
あんまりびっくりしたから、今日はそのことについて…
人工知能 というブラックボックス。人が理解出来ない未来予測のカタチ
録画していたのを雨降りですることないよ~んという状態なので観ました。
もう、リアタイ視聴された方も多いでしょう。
番組内容は「人工知能が恐ろしいことになってる」というお話。
膨大なデータの蓄積から高い的中率で、未来が予測出来るようになっているという。
- 漁師さんが異常気象で漁場の予想がつかなくなっても安定して漁ができる
- 天気は15分ごとの正確な予想が可能に
- 犯罪発生を予測し犯罪件数激減
- 未来にかかる可能性のある病気を予測
子供の時に人工無能ちゃんで遊んで、「ひなたちゃん2号」とか作っていたなあというのが、私のAIに直接触れた想い出なんですが、そんな「かわいい遊び相手」ではなくなっちゃって(そりゃそうだ)未来予測がすでに生活に関わり始めていることが解りました。
天気予測はありがたいことばかり。
早い避難が可能になり人的被害が減ります。天災は避けられないものの代名詞でしたが、それを避ける確率が高くなります。
犯罪もそう。
時間、気象状態、人の流れ、店舗の営業時間など全てのデータから、犯罪が発生する可能性を予測し、同時刻にパトロール強化することで犯罪を未然に防ぐことができるなんて、戦わずして勝!みたいな?治安維持ばっちり!みたいな。
誰も傷つかないで解決するのなら、うれしいことばかりです。
いきすぎた予測は本当に人を幸せにするんだろうか
こんなにすばらしいものだから、もっと活用しようと思うのは人の心情。
ただ行き過ぎか?と思えたのはこのAIでの予測に「将来犯罪に関わるかもしれない人を予想」させたという件。
シカゴ警察にて「将来犯罪に関わる=犯人、被害者、その関係者、目撃者全て含む」予測を行い事前に調査をおこなって犯罪防止しようとしているとか・・・。
この件についてはなんとなく釈然としないのです。
なんとなく過剰防衛スレスレにも思えます。
「あんた、将来犯罪にかかわるかもだから見張っちゃうよ~」
そう言われることで、また別のことが起きるのではないかとか、人を縛ることになるじゃないかとか、また、警察関係者がこのリストに載ったりしないの?とか。
映画のマイノリティレポートを思い出しました。
あんな未来は・・・ひなた的にはごめんです。
そして、AIの予測は病気についても大きな影響を与えようとしています。
AIというカミサマが人生のルールを変えてしまうのか
アメリカでは移植手術を求める人が多く、そしてやっぱり提供者が釣り合わず
大事な臓器をどう有効に患者さんへ届けるか?と考えた時、先入観を持たないAIに術後の生存率まで含めて予測してもらうことが行われ出したそうです。
3大最大やっかい病のひとつ、癌患者の夫を持つ身としては
恐怖、です。
心臓移植可能と判断され手術ができればしあわせですが、もしそうじゃなかったら。
「すべてをご存じなのは神様だけです」
しずかにそう告げた、心臓移植を待ち望む患者さんの言葉が胸を打ちました。
人の思考はロジカルに縛られてしまうけど、AIは先入観を持つことなく
いきなり最善とされる結果だけを出してきます。しかもその根拠は人間には理解のできない、膨大なデータから導き出されたモノ。消して人に解らないブラックボックス。
私はこのAIよりも人間が怖いと思えました。
あなたは手術しても生存率は低いと、淡々と移植が出来ない事実を伝える医師の姿にそれを感じました。
間違ったことは言ってないと思います。
移植臓器の不足を考えてベストであり、合理的な診断をしてると思います。
それでも、患者さんが聞きたいのはそんなことじゃないもの。
感情をもつ人間としては、自分で思い考えることは捨てないようにしたいです。
AIは損得ばかり考えて、けしてソンをしたくない人間には ある種利益だけをもたらし、決断の大きなよりどころになると思います。
AIを「道具」として 必要な時に、必要なだけ使えるように。 ひととにして。どんな未来も生きていたいなと
誕生日だから真面目に考えてみました!
台風24号の被害が少なく済みますように!
私も薔薇をお部屋に移動させました。どうか皆様ご無事で!!
こんな時は映画でも・・・