胃癌手術後の初カレー。ダンピング症候群も予防できるカレーを作ろう
先日、相方につきそって行った定期検診で
「そろそろカレーもいいんじゃないですかね」
と、主治医先生に太鼓判を頂いて参りました。
はじめてのカレーは南インド系に決めた理由
やっぱりダンピング症候群が心配です。相方は胃の下部を切り取っているため前期ダンピングが起きる可能性があります。
早期ダンピングとは: 食べ物が急に腸へ送られることで起きる症状。 目眩、腹痛など起こす。相方の場合は主に腹痛2時間コース
それにそもそも油もたっぷり刺激物もたっぷりのカレーが胃を経由しないでダイレクトに腸へ届く!
ビフィズス菌なら嬉しいけどカレーの辛い成分が届いても果たして大丈夫なのか。
しかし、お医者さんも言うとおり、また本人の感覚としてもスパイスは問題ないようです。私が思う以上に身体は順応してきているのですね。
問題は油と脂。
おうちで作るカレーでも、市販のルーは使わないでスパイス系の、いわゆる南インドなカレーを目指します。
そう決めた根拠が…
私に初コメントを寄せてくださった、「イガアリマセン」さんのご助言から。
いろんなものを食べることで養生された、イガアリマセンさん。
胃癌手術の後、5年経過された我らの先輩です。
いろんなものを召し上がり、失敗もあったのだそう。
糖と脂が胃のない人の食事のポイントになることを掴んだとおっしゃいます。
そして市販のルーを使ったカレーライスよりも
カレー粉で作るさらさらしたカレーの方が比較的身体の負担に
ならないようですというご報告もお伺いしました。
他でもないご自身の身体を張ったご報告です。大変ありがたいです。
なので、その助言を活かし初カレーはタマネギを1時間炒めるとこから、
よーいスタート。
メニュー選びと食べ方の工夫がダンピング症候群を防ぐ
こちらが1時間タマネギを炒めた経過写真です
1.タマネギを飴色に炒めて
2.スパイス入れて(市販のカレー粉です。)
3.みじん切りの人参に、すりおろしたリンゴ。
トマトの水煮を加えて、自家製寒麹で味付け。
4.ヨーグルトを隠し味で加え
追いスパイスは市販のガラムマサラを使用。
5.塩コショウで下味つけた鶏のササミを炒めたものを加える
6.10分ほど味が馴染むまで煮る
7.仕上げにバターを一欠片
本人の希望で我が家は五穀米ですが、白飯の方がさらに安心かもしれません。
幸い、早期ダンピングも起きず、久しぶりのカレーを「少しさっぱりしすぎてるなあ」などと言いながらも相方は完食しました。
相方が食べ方が上手になってきてるのも、食生活にいい影響を与えています。
食べ方のコツとしては、口の中も消化器官と自覚することなのだそうです。
やはりキモチは大切です。確かに退院後に渡されるガイドブックなどに、一口30回など目安を書いています。
ですが、食べ始めると忘れてしまいませんか。
口の中は消化器と同じ。そう思うだけでなんだか噛むことがおろそかにならなくなりました。実は、私もです。私自身もすごくよく噛むようになりました。
実はこのメンタル的なオマジナイもイガアリマセンさんからの伝授です。
いろんなことがありましたが、まだまだ手術後5ヶ月。
これからです。