玉石混交する癌情報。ネット情報のガイドラインHONコードとは何か
私は解らないことがあるとすぐネットで調べます。
なにかしらの解決策を見つけるコトが多いです。とても助かります。
でも。
調べても調べても見つからない答えだってあります。
他の人には「正解」じゃなくてもその人だけの「正解」が見つかることもあります。
ネットはいろんな意識と情報の集合体で事実も感情論も同列に拡散してます。
癌のことも調べればいくらでも情報がでてきます。
とはいえ癌は100人いたら100通り。情報量がいくら多くても私にとって必要なものがなかなか見つからずに困ります。
知識がないから調べるのに、どれが私達の正解なのか見極める術もありません。
アメリカでは、第三者機関が適切な医療情報サイトであるかどうかを認証するシステムが日本と比べて発達しているのだそうです。
つまりかなりの確立で現時点での正確な情報が発見しやすいとのこと。英語が堪能な方はうらやましいな(涙)
通称HON (Health in the Net Foundation)という非営利団体ではネット情報に対して下記のガイドラインを定め、これらを満たすとHONコードという認証ロゴをサイトに表示できるようになるのだそうです。
<HONコード ガイドライン>
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健康アドバイスは、専門教育を受けた者が提供すること
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医師と患者との関係をサポートする範囲までの情報であること
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個人のプライバシー保護を遵守すること
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必要なリンクの提示、最終更新日の表示をすること
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偏りのない公正な情報を提供すること
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コンテンツ制作者の連絡先やユーザー サポート先を表示すること
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スポンサー企業がある場合は明確に表示 すること
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広告とオリジナル情報の 区別、広告ポリシーを提示すること
これだけのコトを満たしてくれているのなら、かなり頼りになるサイトと思って良いのではないでしょうか。
正しい=頼りになる と、私は考えました。
日本は医療法による“医療広告ガイドライン”のおかげで効果や効能の表記などメチャクチャ厳しいのはご存じのとおりです。
(安易にパッケージなどに「治る」とか、書いちゃだめなんですよね)
でも医療広告ガイドラインでは、インターネット上では、個人が検索するから割と表現などが自由というか、制限がゆるいというか、ザルというか。
「こうすると効果がでますよ」「この治療法は最先端で間違いないですよ」なんて言われたら、私達家族は心の底から揺らぎます。いくらお金を積んでもなんとかしたいと思います。本心です。
でも、それで儲けている「癌ビジネス」と呼ばれるものもあるんですよね・・・。
それで貴重な時間とお金を使われたらたまりません。
日本でこのHONコードを取得しているのは、
2018年現在、みずたま堂が探したものなのでもっとあるかもしれません。
でも2016年では3つだけ(読売新聞のコラムからの情報)という話なので・・・今も少ないんじゃないかと思います。
あと、私がよく拝見しているのが
海外がん医療情報リファレンス | NCIやFDA、MDアンダーソンがんセンターの記事を翻訳
こちらは、海外の情報を有志の方々の手で翻訳した文献や情報を見ることができます。
特に私が参考になったのが
【がんに関するよくある迷信と誤解】
目から鱗が16連射でした。
お勧めしたいと思います。