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胃癌サバイバーの旦那様をサポートするブログ

抗癌剤治療、オールアップ!でも後遺症を警戒して一部ドクターストップもでちゃった件

今年6月に開始した、相方の抗癌剤治療XELOX(ゼロックス)療法が先日最終日を迎えました。これで抗癌剤治療も終了です。ほんっとにホッとしました!!!

 

レースのカーテン越しに見える青空 

XELOX療法とはどういうものか、サクッと復習いたします。

 ↓↓相方の受けたXELOX療法の内容についてはこちらをご覧くださいませ↓↓

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使用するお薬

  • ゼローダ(カペシタビン)
  • エルプラット(オキサリプラチン)

ゼローダは経口投与されます。1日3回6錠を2週間続けて飲みます。

エルプラットは病院にて各ルーチンで1回、点滴で投薬されます。

腕からの点滴でしたが、3回目以降は静脈ポートを埋め込み、そこから投薬しました。腕からだと血流がゆっくりのため、お薬で血管が火傷のような状態になってしまうからです。(個人差があります。まったくなにも起こらない方もいます)相方は腕の痛みが酷くて静脈ポートを埋め込む手術を受けました。血管痛はこれで解消され、以後、苦痛を感じることなくエルプラットの点滴が行われました。(詳細は下記の記事でもご紹介していますので、静脈ポートについてはこちらをご覧ください)

 

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投薬スケジュール

ゼロックス療法投薬ルーチンスケジュール

ひなた作画:投薬ルーチン

こんなかんじで8回の投薬が行われます。

が。

ここまできて、まさかの抗癌剤治療のドクターストップ予告!

7回目のシスプラチン投薬の時、私は付き添って一緒に病院へ行きました。相方は体調もとても良く、血液検査の状態も安定していました。

私達2人とも「副作用は大変だけどなんとか乗り切れそうだし、きっと8回全工程出来そうだよね♪」と気楽に考えて主治医の先生の診察を受けました。

検査と診察を終えた私達は主治医先生から意外な言葉を聞きました。

「今日の投薬は予定どおり行いましょう。でも、次回8回目は中止にするかもしれません」

え?嘘?

副作用も苦労はしてる、苦戦してるけど乗り越えてきてるのに?

残りあと1回なのに?

ここまできて中止?????

私達には大変意外な言葉で2人そろって、きょとーん・・・としてしまいました。

この後、7回目の治療を行い、ブログでもご報告したのですが、過去最大級の副作用を体験し、先生の言うとおり「8回目無理かも」というキモチになったのでした。

さすが癌治療の専門医。

いくら患者が調子ずいていても、きっちり見抜いておられるわけです・・・。

 7回目治療の後の相方の様子↓↓

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腫瘍内科の先生の鋭い洞察に驚いた件

シスプラチン投薬最後の日。

相方の手指のしびれはしっかり残り、冷たさにも敏感な状態から回復できていませんでした。小さなモノを持とうとするとポロッと落としてしまうほど手先はビリビリと痺れている状態がずっと続いています。

いままでは次の治療を受ける時までには、だいたい副作用から回復していたというのに今回は残りまくっていました。

主治医先生は「このまま続けたら、重大な後遺症が残ると考えられます。シスプラチンは中止します。ですが、ゼローダは8回目のルーチンで飲んでください。」

私達は納得以外ありませんでした!

やっぱ、、専門医ってすごいわ。

シスプラチン中止。残念なキモチもあるけど大事なのはこれからの生活

ここまで身体を整え治療をしっかり受けてきたのに、残りの1ルーチンがゼローダのみの「ハーフサイズ」になったことに、少しだけ残念な気分とそれよりも大きなホッとしたキモチがありました。

相方が苦しむ状態をこれ以上見たくないと言うこともありますし、いつまでも残る後遺症が怖いです。彼は抗癌剤治療を終えたらどんどん元気になっていくのですから。

差し違えてでも癌を倒すことが私達の目的ではないのです

幸いゼローダ単品の副作用はほとんど感じられなかったので、身体の負担はほとんどなく、快適な生活の中で抗癌剤治療のファイナルを迎えることができました。

ずっと抗癌剤投与のときにお世話になった看護師さんからも

「だいじょうぶ!9割も抗癌剤治療を受けることができたんだから心配ないですよ」とお声をかけてもらえました。

看護師さんには本当にいっぱい励ましていただいて、心も体も救っていただけました。

感謝してもしきれないほどです。

(相方の感覚ですが、ゼローダとシスプラチンは単品でも強力な薬ですが、2つが相互に引き立て合って、効果もあったのだろうけど副作用も強めていたように思えるとのことでした。相方はシスプラチンの副作用を特に強く感じていたのですが、ゼローダがその副作用を長引かせていたのでは?と感じているそうです)

これからの治療方針は消化器外科で・・・

抗癌剤治療でお世話になった腫瘍内科での診察もラスト。

抗癌剤治療はどうにか完了しました。

相方は手術の時にお世話になった消化器外科の主治医先生のとこへ戻ります。

今現在の身体の状態、半年間の抗癌剤治療の効果とこれからの治療方針は消化器外科へ戻ってからお伺いすることになります。

大きな癌治療の段階をクリアしました。

普通の生活にもどるために1歩ずつすすんでいきます。

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