ずっといっしょに

胃癌サバイバーの旦那様をサポートするブログ

疲労蓄積?原因不明の痛みでひなた撃沈。お医者様選びで天国と地獄を体験

困ったことになっちまいました。今度は私に異変です。

突然、頭皮の右半分が髪の毛を掴んで振り回されたような、ヒリつく痛さで居ても立ってもいられなくなっちゃったのです

 

ソファで寛ぐカップル

これはなに?突然の頭皮の痛み。ネットで調べると怖いことばっか書いてある

翌日には右目とこめかみまで広がり、ビリビリと痛み続けます。

激痛は心にも大ダメージを与えますね。もぉ、グダグダです。さらに私にダメージを与えたのは、私が倒れたら、この家はどうなるんだ・・・という恐怖感でした。

ようやく相方の抗がん剤治療も終盤戦。体調も安定してようやく一息つけそうだというのに、ここにきて私か・・・!神様、どんだけ~~~~!!!

 病院を間違えたのかも。なぜか感じてしまうお医者さんへの違和感

明らかに頭痛とは異なる頭皮の痛みだった為、最寄りの皮膚科を受診しました。

しかし、特に診察もなく、現時点では診断できないと言われてビタミン剤だけ処方されました。正直かなりがっかりでしたね。もちろんビタミン剤は欠かさず飲みました。

でも、痛みはひどくなるばかり、さらにいつまで「様子」をみるべきなのかわからず、夜も不安で眠れなくなり、気持も体調も我慢できないほどになってきた為、4日後、再診しました。

が。この時点でやっとワタクシ気がついたんですよ。

先生と会話していて感じる妙な違和感。

例えるなら、パン屋さんへ出かけていって、「シャケのおにぎりください!」と叫んでいるような・・・。先生は笑顔で、話もよく聞いてはくれるけど・・・「わかりません」「診断できません」「また来てください」と繰り返すばかり。

この日、痛みの原因どころか、痛みを和らげる方法もわからないままで診察室を後にしました。

 私がお医者さん期待してたことと診察室でのすれ違い

私はお医者さんに対して、わけのわからない症状を診察、診断して治療して貰うことを期待していました。

この皮膚科では、なにかメニューみたいなものがあって、それに当てはまる患者さんというかユーザーが来たら、懇切丁寧に対応する・・・みたいな雰囲気を感じました。

ユーザーと言ったのは、患者として扱われた感がまったく感じなかったからです。まるでお店でなにかを買い求める時のような雰囲気を感じました。

(あくまでも!私の体感!と感想なので、こちらの病院で良い関係を持って治療に当たっている方もいると思いますので、念のため)

という、状況解析はどうでもいいんです、頭皮の痛みはまったく取れません。

皮膚科で処方されたビタミン剤の処方箋を持って、指定された調整薬局へ向かいましたが混んでいたので、自宅そばの薬局へ向かいました。

そこで意外な言葉とアドバイスをもらい突破口へつながります。

ご近所情報はすごい。紹介された内科の診断で一気に痛みも和らいだ

真っ暗な顔をした私を心配した薬剤師さんが、1件の内科を勧めてくれました。ここから近いからまずそこへ行ってごらんなさいと言うのです。

まるでドクターショッピングをするようで抵抗はあったのですが、ビタミン剤でどうにかなるとさすがに私自身思えなかったので従うことにしました。

紹介された内科医院はクリニックでした。

問診票を書いて体温測って順番を待つ。ごく普通の流れでした。

落ち着いた雰囲気の先生に「お薬手帳」を見て頂いて、経緯の説明をすると、問診、続いて触診。そして状況の解説。(ん?皮膚科では触診なかったね)

 

★疱疹は痛みが出てから3日から10日程度時間がかかるので、痛み始めて1週間だから警戒は必要。→ポツポツがでないかチェックし、出たら即刻再診!

★目、顔面には問題なし。三叉神経痛ではないでしょう

★3日過ぎてもなにもない場合、ただの神経痛と考えてください。

★少し風邪気味喉が赤くなりはじめてます。(本人自覚なかった)

★お薬は葛根湯と胃に優しい鎮痛剤を出しましょう。飲み終わってもつらい時、痛みが酷くなるならまたいらっしゃい。

この瞬間に、たいへん現金なことに痛みがスーッと引いていきました。

現在、葛根湯を飲んで養生中でございます。本当に痛みも治まってきて、葛根湯のせいなのか、体もあったかくていいかんじです。

先生、ほんとにありがとー!!!(見てはもらえぬブログからも叫ぶ)

友達もおなじことになってた。やっぱ、 間違えていた病院選び。

「え?!あの皮膚科に言ったの?駄目じゃん!あそこ一般皮膚科って言ってるけど美容以外はなんにもできないよ」

近所に住む友達からそう教えられてひゃあ~~~~~と声にならない叫びを上げてしまいました。やっぱり病院選びを間違えたんですね。

ちゃんと書いておいてください、美容専門だって!

まあ・・・・私も痛さで正気じゃなかったからうっかりしていた訳なんですが。

「私、ほんとうに酷い目にあったんだから!!」

我が友が語気を強めてくるのも当然で、彼女は症状をこじらせて大変な目にあっていたのでした。うーん・・・処置ができないのなら、転院を勧めるとかないんですかね・・・。

確かに私に対して、そこはかとな~く「もう来ないで」という空気は感じましたけどね。

でも、美容に特化してるのは悪くもなんともないです。必要としている人はたくさんいるし、私だってきれいにしてくれるなら受診したいわ!(ぶっちゃけ)

でも、こういう病院は増えていくのかもしれない。癌の治療現場でも。

以下、ちょっと思いきった意見を書いてみます。不快に感じる方もいるかもしれません。私個人の所感として受け止めていただけると幸いです。

 

私が件の皮膚科で感じた違和感は、病院に治療を求めたから

今回私が受診したのは、症状を診て診断して適切な治療を選び行うのではなく、用意されたメニューを提供するような、乱暴な言い方ですが「医療を提供するお店」の様な病院だったように思えます。

たしかに、コンタクトレンズを作るとか、美容関係ではそういう病院が求められてると思います。コンタクトレンズが欲しい患者さんに、近眼を治そうとはしませんよね。

誤解がないように言うと医療サービスを提供する場所は必要なんです。

今回の私の間違いは、コンタクトレンズ屋さんに目を治して〜と言ったような事をやってしまったことだと思います。つまり、病院をちゃんと選ぶことが出来なかったということです。

私はたまたま、薬剤師さんが助言くださったので適切な治療場所にたどりつけましたが私の友達のように切開手術が必要になるまで「訳がわからない」まま、しかも不快なまま過ごした人もいます。

いったいどうやって自分にとって適切な治療場所を見つけることが出来るでしょう。

 何かに特化した形の医療を提供する病院は増えるかもしれない

相方にも大変な心配をかけることになってしまいました。私の状態が回復に向かったことを安心しつつ、彼は「癌の治療現場でも増えるかもしれないね」と言いました。

そんなばかな。癌なんて難しい病気を自分でどの治療がいいとオーダーなんてできるわけ・・・と、言いかけて「そうかもしれない」と思い直しました。

 実際に治療効果があるというサプリメント、特殊な治療や末期癌でも効果があったなど、夢のような広告をたくさんたくさん目にします。

それらは自由診療であり、私達患者が望めば受けることが可能です。

「患者様がご希望された治療法を提供します。でも自己責任で受けてください」という病院はこれからも増えていくのではないでしょうか。

そしてどうするかを選ぶことができるのは、医学知識のない本人だけなんです。とても怖いことのように思えます。

ホームドクターを持つことの大切さ。

非常にシンプルな解決方法は、ホームドクターを持ってその先生との信頼を深めていくことだと思います。

私の場合は薬剤師先生がその役割を果たしてくださったので、最低限のドタバタで済みました。

実は今、我が家には相方の癌治療の病院以外で頼れる先生が耳鼻科の先生だけなのです。大変頼りになる先生なのですが、さすがに耳鼻科の先生に「頭皮が痛いです」は言えませんでした~!まずなにかあったら内科なのかな。内科のホームドクターも絶対必要です。

セカンドオピニオンとドクターショッピングは違います。

どんな時でも真っ先に相談できる先生は必要です。

相方の抗がん剤治療は、年内に終了します。その後、定期検診以外は地元のお医者様にも力になって頂いて暮らしていかなくてはなりません。

今回の件、私自身は不安な毎日を過ごすことになりましたが、おかげでとても安心できる内科の先生に出会えたのは大きな収穫となりました。

ひなた的、おまけ

葛根湯すごいよね!!!褒めたい!葛根湯をすごく褒めたい!

飲み始めてから体温が35.8℃が平均だったのに、36.2℃になっちゃいました。手足はポカポカです。そうなると気分もフワッとして、痛みもどんどん薄れてきてます。

常備しようかなと思ったのですが、葛根湯の市販品は1回分が2gです。お医者さんから処方されたのは1回分が2.5gなのでした。

うーん。値段的にも内容的にも病院行く方がいいのかしら???

とにかく薬局には葛根湯があふれているので、どこの葛根湯が濃いめなのか?濃さ効き目に影響するのか??おって調査してみようと思います(本気)