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胃癌サバイバーの旦那様をサポートするブログ

胃癌手術から6ヶ月経過!退院から今までの変わったこと、そして変わらないこと

2018年4月27日。今から6ヶ月前が胃癌手術でした。あの日の事は生涯忘れないと思います。つらかったな~(遠い目)仲良し夫婦のイメージ

相方の胃癌手術からちょうど6ヶ月が経過致しました。すごい記憶の彼方って感じ。前後の事はこのブログに全て書いたので、キチンと心の中で整理ついてきてると思いますが、まだ思い出すとウルウルしますね。

 

www.mizutamado.net

 

体重の変化はやっぱり大きいです。半年で6kg減少しています。

相方の体重は退院直後には76kgありました。抗がん剤治療が始まってから体重は減ったり戻ったりを繰り返し、今回(7回目)の抗癌剤治療開始日は73kgでした。それが1週間後の本日で70kgになっちゃってます。

1週間で3kg↓↓.ダイエットなら褒めたいとこです(汗)

また、少しは戻ると思いますが、6ヶ月で6kgか。ホントにダイエットだったらメチャクチャ褒めたいですね・・・。治療後に是非とも筋肉付けてリバウンドして欲しいもんです。

つまり、胃がない生活6ヶ月ということで・・・

一番影響が出るのが食生活です。今も食事は4、5回に分けています。

なんでも「半分こ」という、新習慣

相方は元々食いしん坊なんですが(胃癌になる前は87kgありました)胃がなくなっちゃってから、小食生活。でも、色々食べたいという気持はあるので、できるだけ食事も少量だけどいろんなモノを食べて貰えるように心がけています。で、気がついたら、なんでも半分こにして食べるようになってしまいました。半分こするといろんな種類が食べられていいんですよね~。

プチ欲望を叶えるって、絶対免疫力を上げると思うんですよね(超個人的意見)

今朝の朝食w 紀伊國屋のクリームパンとメロンパン。それに、ドライトマトのマリネととろけるチーズで焼いたトースト。全部半分こ。新婚さんかw

 

クリームパン、トマトチーズトースト、メロンパン

 意識的に変えた食生活の内容

今までも、私としては食生活には気を遣っていたとは思うんですが・・・それでも夫が癌になったということは大変なショックで。私の作る食事のせいだろうかと随分落ち込みました。

食事は全ての土台になるので、食生活を見直しつつ、工夫や改善は今後さらに続けていこうと思っています。現在、特に注意している点は

  • 必ず果物を食べること
  • 毎日1食以上、お味噌汁を飲むこと
  • 海草やオクラなどムチンを含むものを必ず食べること
  • 納豆、キムチ、麹を欠かさないようにする

和食が多いので、どうしても塩分過多になりそうなのを警戒しています。果物や海草類でカリウムを取り、ナトリウムを排出する狙いです。それと発酵食品は腸の為にいいと思います。寒麹や醤油麹は自家製で塩や醤油の代わりに使います。

それと、味覚が変わったのか???元々食べたがらない果物やサツマイモ、カボチャを手術後は喜んで食べてくれるようになりました。中でもグレープフルーツは大好きで、1人で1つ食べちゃうほど。

もしかして大好きなビールが飲めないから、その変わりの苦みを補給してるのかな?

行動面の変化。まとまった時間のお陰で取り戻せたもの。

行動の変化というより、「忘れていた好きなこと」を、思い出せたのだそうです。

パソコンとかカスタマイズするのが好きだった

ノートパソコン内部

 6年前購入したノートパソコン。すっかり速度も遅くて使いにくくなったのを改造。ハードディスクをシリコンディスクに変更して高速化。「これでまだ3年は使えるぜ~」と本人ご満悦です。パーツを取り替えるくらいのことですが、こんなことすら、忙しくて仕事漬けの時はできなかったんですね・・・。

ラジオ英会話で英会話の勉強を始めていた!

 

これ、かなり驚いたんですが・・・部屋に英会話の本が転がってるのを見つけたんです。私が出勤した後、みっちり2時間。主にラジオの番組を録音して、それを教材に英会話を自主勉強してました。・・・こんなに勉強家だったのか?!相方を見直しました。

海外旅行、行ったこと無いんですよね、うちら。連れてってくれるかな♪

お手軽な楽しみらしいです。懸賞応募をいろいろやっているらしい・・・

 

日本を変えた千の技術博チケット2枚

突然、こーゆーチケットが届きました。相方、雑誌などを見てマメに懸賞に応募していたんだそうです。私、このチケットが届くまで知りませんでしたww

療養生活=懸賞生活w

今後、なにが当たるか。随時ご報告いたします・・・。

病気は人の「本質」までは奪えない。

いまでこそ、あれこれと楽しみを見つけて、動けない時でも懸賞応募のハガキを書いて見たり、手が痺れていても「動かなきゃ痺れっぱなしだ!」と無理矢理ドライバーを握りしめて作業したり。いろんなことをやっています。

でも、退院後は将来的なことを悲観して、まるで燃え尽きたようにじっと動かない時期もありました。 

たとえ癌が寛解*1したとしても胃癌の患者は胃を失い、ダンピング症候群と一生つきあっていかなくちゃなりません。

でも、相方は元々「無い物ねだり」する人では無かったので。

何度も何度も自分の気持ちを立て直して、今、治療を続けているんだと思います。

こんな具合に「え?!こんなことしてたの?」と驚かされることが多いんですが、次は何をやらかしてくれるのか楽しみにしつつ。もっと自由になっていって欲しいなと思いながら、サポートを続けていこうと思います♪

 

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*1:病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態