ずっといっしょに

胃癌サバイバーの旦那様をサポートするブログ

栄養士の私がおススメする、お芋のスペックをより高めた至福の焼き芋

 手術後、なぜか夫の味覚が変わったような気がします。今までけして手を付けなかった「さつまいも」や「かぼちゃ」を美味しいと喜んでくれるのです。

「胃がなくなったので胃もたれをしない」などとと泣きそうな冗談を言うので、

 ぜったいに美味しく食べてもらわなくてはなりません!

 アルミホイルに包んで焼かれた焼き芋

やっぱり、焼き芋ですね!ダッチオーブンで40分ほどかけて焼き上げます。。

おいしい焼き芋のコツは焼く前に3.5%の塩水に浸しておくこと

 

せっかく美味しいお芋のシーズンですから、ほんのちょっとだけ下準備しておくと驚くほど美味しい焼き芋になります。この下ごしらえでお芋の甘さがグッと高まりますので、是非一手間くわえてみてください。面倒なコトはありません。

サツマイモを焼く前に3.5%の塩水に約60分ほど浸しておくだけです。

3.5%塩水。それは、海水の平均的な塩分濃度にあたります。(海域により違いあり)

塩水に漬けたサツマイモ

こんな感じで漬けておきます。

すぐできちゃう!3.5%塩水の作り方

水100mlの場合、食塩3.5g
(小さじ0.7杯)

水500mlの場合、食塩17.5g
(大さじ1杯  小さじ0.5杯)

水1リットルの場合、食塩35g
(大さじ2杯  小さじ1杯)

水3リットルの場合、食塩105g
(大さじ7杯)

水10リットルの場合、食塩350g
(大さじ23杯  小さじ1杯)

これさえ知っていればアサリの塩抜きにも応用できます。

サツマイモの栄養と身体への働き

 たくさんのビタミンが含まれ、さらに食物繊維が豊富です。ビタミンは単品だけでは上手く働きません。いろんなビタミンが助け合うのでビタミンの種類が豊富に含まれている食材はほんとにありがたいですよね。

サツマイモの栄養面的特徴

様々なビタミンが含まれています。中でもビタミンCとカルシウムが多いのが特徴です。ビタミンCは夏みかんと同程度、カルシウムは野菜の中でも多い部類に入ります。金時系など黄色味の強いサツマイモはカロテンも豊富に含まれています。もちろん食物繊維(セルロース)も豊富。

甘みも補給できるし、心も体も満足な優れた食材と言えます。

サツマイモの身体への効果

 

  • 食物繊維と緩下成分ヤラピンによる便の排泄促進
  • 食物繊維でコレステロールの吸収を抑える
  • ビタミンC、ビタミンEの同時補給で抗酸化作用も発揮しやすい。

だからと言って、サツマイモだけで健康効果を狙ってしまうのはNGだと思いますが、こんな働きがあるのだなと思って、さらに親しみを感じていただけたら嬉しいです。

そろそろ我が家も焼き芋ができあがったみたいです。

オレンジ色の断面が鮮やかな焼き芋2本

(写真は千葉県産のオレンジポップ。オレンジ色が特徴のクリーミー系です)