ずっといっしょに

胃癌サバイバーの旦那様をサポートするブログ

びっくりする速度で変化する「食」の新常識に改めて慌てた件

「Newton12月号」ワタクシ的に気になる記事が多かったので、久しぶりに買ってみましたよ。

うっかりすると180度変化している食材の「性質」「扱い方」

コルクボードにたくさんのメモ

 私が栄養学部に在籍していた頃の常識は、イカやタコはコレステロールが多く含まれているので食べ過ぎ要注意の食材でした。今はイカやタコ、エビにはタウリンという物質が多く含まれていて、それがコレステロールを下げる働きがあることが解っています。

ゴボウも皮の部分にこそ栄養があるから、泥は落としても皮は取りすぎないように・・・など、調理法の常識だって変化しています。(煮出してゴボウ茶として飲んだりしますよね!)あんなに嫌っていた灰汁はどーしたの?って感じです。

昔と今では調理法や食材について「見方」が変わってものはいくらでもあります。ゴボウやイカやタコが変化したんじゃないです。人間が気がついただけのことなのですけども。(野菜などは品種改良もあって食べやすくなってると思います)

私が学生だった頃に比べて「食材の常識」はどんどん変わってきていると実感しています。

「食べる」について、科学的実証で感じるビックリとガッカリと

超個人的にがっかりが限度を超えた記事はですね

コラーゲンを食べても・・・

美容効果に対する信頼性の高い証拠はない。

吸収されやすいかどうか、基本的に関係ない

塗る場合もヒアルロン酸の保湿効果の方が高い

 

酷い。あんまりだ。シクシクシクシクシクシクシク・・・・・

この記事1件だけで「びっくり、がっかり、(ちょっと)やっぱり」を激しく感じましたね。

確かに!食べた成分は全身を巡りますから。そうそう都合良く顔の細胞を直撃するわけないじゃないですか!って事を実は気づいていましたよね、ええ。

内臓に効いてる場合もあるかもしれないし、もしかしたら足の裏の肌を潤わせているかもしれないのです。もういい、私も相方もヒアルロン酸で保湿しまくります。

他にもニュートンさんはバッサリバッサリと科学的実証で切り込んできます。

 コーヒーほど扱いがコロコロ変わる飲み物はないんじゃないか?

コーヒー、かわいそう・・・と思える記事が今回もありました。

「加熱調理で発がん性物質ができる」は本当か?という記事から。

 

野菜やお芋を120度以上で焼いたら「こんがりきつね色」「香ばしい焼き色」になります。みんな大好きな「美味しそうな焼き色」の状態はメイラード反応と呼ばれ、「美味しいこんがり」を作るだけじゃなくて、実はアクリルアミドという「よろしくない」モノも生み出していたのです・・・。

国際ガン研究期間は、このアクリルアミドについて「ヒトに対しておそらく発がん性がある(動物実験などで証拠がえられている)」と評価しているそうです。

コゲ、食べ過ぎないように注意したいですね!!

このアクリルアミドが摂取されることが多い食品というのが、日本人の場合ではコーヒーやお茶などの嗜好飲料類から32%を占めているとのこと。

また、コーヒー責められてる(涙)

コーヒーには

 

  • ワインに次ぐポリフェノールの多さ
  • リラックス効果
  • 心臓病、脳卒中、呼吸器疾患の死亡率の低下

などなど、たくさん褒められるとこがあるというのに。良いとか悪いとか。こんなにしょっちゅういろんな事を言われる飲み物も他に無いんじゃないかと思います。

特に浅煎りコーヒーには

  • クロロゲン酸ポリフェノール(糖質の吸収を穏やかにする、抗酸化作用もある)
  • トリゴネリン(脳の老化やアルツハイマー型認知症を予防する効果

も含まれいるとのこと。(深入りコーヒーはこれらは消えちゃうそうです)

なににでも良い面と都合の悪い面があるのだから上手いことやりましょ

科学的な検証というのは、確証がとれた!という非常に貴重な結果ですが、その結果を踏まえて、食生活に上手く利用していく方が大事なんじゃないかと考えたりです。

コーヒーを例に挙げましたが、美味しく適度に飲んで「いいとこ取り」する使い方すれば問題ない・・・はず。「ヘタしたらカラダ壊しちゃう」と言うなら「ヘタしなきゃいい」と強気に利用するつもりになってもいいんじゃないかと思います。なにも飲んだら即アウトの毒性が見つかったわけでなし(ラフ)

 

【オマケ】ひなた的にグッときた記事

こんなわけで、今回はNewton12月号から、面白かった事をご紹介したんですが、他にもいろいろありました。↓↓これですよ、コレ↓↓

  • 最新科学にもとづく食と健康の正しい知識
  • 本庶佑博士2018年ノーベル医学整理学賞
  • シュミレーション天文学が宇宙の謎を解く
  • 今後1400億年はこの宇宙はなくならない
  • ねらった遺伝子を目覚めさせる「エピゲノム編集」

科学雑誌って、なんてドキドキなんでしょう。特に「今後1400億年はこの宇宙はなくならない」なんて、オカルト雑誌「ムー」で特集されがちな「宇宙消滅」「人類滅亡カウントダウン」記事と対決させてみたいほどのドキドキ感です。そうかあ、1400億年は安泰か。もう10回は転生できるな(どんな安心感)I shall return

さらに、「ねらった遺伝子を目覚めさせる」ことが可能ならだなんて!むしろ「寝ててほしい遺伝子を黙らせる」という研究もできるんじゃないですかね?!無理っすか?!

まあ、そんなわけで・・・

そんなドキドキをアナタにも是非。世界はドキドキで出来ています。

 

Newton(ニュートン) 2018年 12 月号 [雑誌]

Newton(ニュートン) 2018年 12 月号 [雑誌]

 

↓はてなー以外の方!コメント頂くと全力で返すタイプです、私↓