主人の体調不良の原因は胃癌でした。不調から入院までの経緯(1/7)
2018年2月。
どんな時も元気で陽気で、それこそ私にとっては陽だまりそのものな夫…。
私はこの人に本当に大切に護られて暮らしてきました。
夫は毎年正月明けたら4月までほぼ無休で仕事に当たるので、この頃の体調管理は非常に気を使います。今年も充分に管理していたのに、一番忙しい時期に夫はインフルエンザにかかりました。病気は仕方ない、思わぬ骨休みになったと思って早く復帰しようね、もう歳かな、無理効かなくなって来るよねと話しました。
インフルエンザは幸い軽症。仕事に穴開けたことを気にする夫の世話を焼きつつ、薄ぼんやりとだけど、この頃から私はある種の…つまり、うまくは言えないんだけど、一言で言うなら嫌な予感、しかも逃げられない、回避不可系のどんよりとした「何か」を感じていました。
これってほんとに、歳のせい?
仕事はできる男です。
リカバリーだってすぐできる。
でも、仕事だけで足を取られたんだろうか…
12月頃から時折、朝起きた夫の体の匂いが気になってました。
加齢臭とかそういう「穏やか」なもんじゃない。
これはいったいなんなんだ。
悪臭じゃない。
しかも朝起きた時だけに感じる、匂いと違和感。
昨日、変なもん食べさせたかな?
ま、いっか、と、違和感を見過ごした私。
今思えば、避けられないナニカが自分たちの周囲を
逃がさないぞとばかりにグルグル囲んできたのは
この頃だったと思うんです。
もし私が時間を戻せるなら、この頃に戻って彼をきちんと検査のできる…そしてもっとワガママが叶うなら、今お世話になってる病院へ、この時に連れて行けたなら
という。
しょーもない妄想を未だしてます。
後悔してるんです。
あの違和感を、すぐに病院へ結びつけられなかったことに。
私は、人生で最大級の後悔をしています。
護られる事に慣れていた私は、本当にバカだったと。
今もずっと後悔し続けています。
その違和感は、いずれ後悔では済まないほどの巨大な姿を現します。
そう日にちはかかりませんでした。
悪いことは気がつかないうちに恐ろしいスピードで圧倒的な大きさになって
私達の大切なものを侵略してしまうのでした。
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